仕掛け編(7)
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掛け針・イカリ編 写真はクリックすると拡大します。 さて、今週はイカリを巻いてみましょう。当然のことながら、唯一野鮎と接触する部分が、この掛け針ですから、常に鋭い針先の状態で釣りをすることをお薦めします。 「どこのメーカーのどれがいい」「サイズは何号が最高だ」・・・ と、鮎師のみなさんはこだわりを持って、針を決めていると思います。買った時の状態と同じ、鋭い針先で釣っていただくためにいくつかの注意点を説明しましょう。 まず、ストック用に巻く時は、直前に石鹸で手をよく洗います。これは、指先に付いた汗や油などにより、大事な針先が錆びてしまうのを防ぐためです。 一見きれいに見える針先も、汚れた手で触ったりしていると、時間の経過とともに、顕微鏡で見て初めて分るほどの腐食が始まり、徐々にひどくなります。このような状態の針を使うと刺さりが悪くなるので、底バレが多くなったり、引抜き途中でポトリと落ちてしまったりして、せっかくの野鮎との出会いを無駄にしてしまいます。 また、針ケースから針を出す時にピンセットなどで取り出すのも良いでしょう。これから巻くハリとケースに残る針を守るためです。 そして、一度に巻く本数を決めておき、テーブルの上のシートやマットにその分だけを出し、3本イカリなら3本ずつ、4本イカリなら4本ずつのかたまりで置きます。さらに、ハリスも巻く本数分だけを出しておきましょう。 これならば、途中で針の本数が合わなければ、針が床などに落ちて行方不明になったことが分かります(当然、大捜索をしなくてはいけません)。小さなお子さんがいる場合は特に気を使い、あとで「ハリが刺さったー」なんてことにならないようにしてください。私は家族が寝静まった後に巻いておりますが、それでも翌朝チェックされ、糸の切れ端が落ちているだけで「あっ、ハリが落ちてる」と言われます。そのたびに「これは糸!針じゃあないの!」と説明しておりますが・・・。 材料:フジノナイロン ハリス、根巻き糸、ハリ[写真:イカリ材料]
ハリスと針のバランスは好みにもよりますが、一般的には次の表のようになります。
3本イカリの場合は、ハリスをワンランク落としてもいいでしょう。そして、ハリスもハードタイプからソフトタイプと、好みと用途に合わせて使い分けてください。また、あまり細いハリスは根掛かりや掛かったショックで切れることもありますので、上の表を参考に、釣れるサイズと釣るポイントにより針のサイズ・ハリスのサイズを変えてください。ハリに関して言うと、一般的にチャラ瀬では小針、瀬では大き目です。 針は針先が命ですので、根掛りしたり傷んだりしたら、即交換してください。また、一見痛んで無くても、針は水中で絶えず石を引っかいていますので、30分も釣れないようだったら交換した方がいいでしょう。1日15本前後は使うつもりで交換すれば、釣果アップにつながります。針は消耗品ですから、シーズン前には十分に巻いておいて、そのストックから毎回の釣行で使うようにします。 さて、現在一般的な掛け針ということで、イカリ針を紹介しましたが、多くの読者の方から「最近話題のヤナギの作り方を教えて」とリクエストを頂きましたので、次回は「ヤナギ」の作り方を紹介します(最近話題と書きましたが、地元の秋川では昔からヤナギ中心で、現在もヤナギしか使わない人や、ベストの中には必ずヤナギを忍ばせておき、ここぞという時にヤナギを使い、大会などで好成績を残す人がたくさんいます)。 (ヤナギ) 掛け針2本が、前後5cm位の間隔で下に向いている掛け針。チラシと混同されることも多いのですが、チラシは名前のとおり針先が上下に散らばった針です。 <本日の雑談> 先日紹介した、道志村のフライ用管理釣り場の記事を読んだ方から、「年券を持っている場合の管理釣り場料金は?」という問い合せがありましたので、漁協に電話して確認をいたしました。 それによると、渓流の年券を持っている場合は施設利用料のみで、男性2、000円、女性は1、000円だそうです。ただし、一般エリアの解禁は3月15日なので注意してくださいとのことです。 それと「管理釣り場内、とそれ以外の一般の場所は基本的にリリースをしてください。」とも付け加えられました。 |
イカリ材料 |
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イカリ1 |
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イカリ2 |
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イカリ3 |
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イカリ4 |
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イカリ5 |
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イカリ6 |
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