釣り場での知識編(1)


スポンサードリンク

1.漁協

アユに限らず、どこの河川もこの漁協が放流事業等行ない、河川の維持・管理をしております。そして、漁協が管理する河川で釣りをする場合は、必ず「入漁証」や「入漁券」という、許可証を購入し釣りをします。

もしも、購入しないで釣りをしていると、漁協から嘱託された監視人というおじさんが見回りにきますので、その時に割り増し料金の入漁券を買うことになります。間違っても、その監視人に「ぜんぜん釣れないのに料金なんか払えるか!」などと、クレームは言わないようにしましょう(時々いるそうですよ)。釣り堀でもそんなクレームは通用しませんので、規則には素直に従いましょう。

そして、漁協は他の魚、たとえば渓流の女王「ヤマメ」や「イワナ」などの稚魚放流や成魚放流、また、ハヤなどの産卵時期には産卵床の保護など幅広い活動をしております。

ちなみに、漁協役員はほとんどの場合、一般のサラリーマンや退職された方がボランティア的にやってている場合が多いので、役員とはいうものの一般会社の役員と同じようなものという想像はしないように。 あしからず。

2.オトリ

川に着いたらまず、オトリ店に行ってオトリを購入しますが、この時には必ず川の状況も聞きましょう。初心者だったら恥ずかしがらず、正直に初心者であることを伝えて下さい。ほとんどのオトリ店は親切に初心者向きのポイントや注意事項などを教えてくれます。

オトリは基本的に自分で選ばせてくれますので、十分に冷やした手で、元気そうなアユをすばやく選び、オトリ缶に移します。握ってもあまり動かなかったり、極端にやせていたり、大きな傷があったり、目玉が飛び出していたり・・と、普通の状態以外のアユは選ばないようにしましょう。

かといって、あまり時間をかけても、他のお客さんの分を弱らせたりして、オトリ屋さんに嫌われてしまいますので、注意が必要です。選ぶ自信がなかったら、「元気そうなのを選んで下さい」とお願いした方がいいかもね。オトリ代金は1匹500円から600円なので、初心者のうちは多めに買って、握り潰すとか、うっかり逃がしてしまうとかのアクシデントに備えた方がいいと思います。

購入したオトリは、オトリカンか、釣り場が近ければ引船に入れて持ち運びます。この時、たっぷりの水を入れ、オトリカンの場合はブクで酸素を送りながら、引船の場合は時々新鮮な水に入れ替えて移動します。これは、アユが豊富な酸素が無いとすぐに弱ってしまうからです。せっかく元気なオトリを買っても、運搬中に弱らせてしまっては元も子もありませんので、オトリの扱いには気をつけましょう。

<写真「オトリ屋さんのノボリ」>
写真は狩野川の修善寺下流にある、「西島オトリ店」です。狩野川に限らず、オトリ屋さんには「オトリ」や「鮎」と書いた派手なノボリが立っていますので、これを目印に行くと良いですね。

3.入漁券

オトリを購入する際、入漁券も必ず購入しましょう。入漁料は川によって違いますが、1日券で1000円から3000円の範囲です。天然遡上の多い川は比較的安く、放流100%の川は平均的に高い傾向にあります。

また、「年券」という1シーズン使えるものもありますので、よく通う河川の場合はシーズン初めに計画を立て、年券を購入して一つの川を攻略するのも面白いでしょう。年券の場合は1万円以内と考えておいて間違いありません。



戻る

スポンサードリンク