釣り場での知識編(3)


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6.服装

基本的には、上半身は長袖か半袖のシャツにベストを着ます。間違っても、暑いからといって、素肌に直接ベストを着るようなことはやめましょう。直射日光が素肌の広い部分にあたり、続けると当然日焼けが激しく、かえって暑くなります。シャツはポロシャツかTシャツが一般的です。各釣り具メーカーから濡れてもサラッとした感じの、ポリプロピレンでできたシャツがオススメです。

下半身はウェットタイツかウェーダーやドライタイツ。ウェットタイツは水が染み込んできますので、寒いときは冷えて大変です。

アユ釣りにはアユ釣りのファッションがあります。メーカーのカタログを見たり、雑誌を見たりして、自分の好みで気に入ったものを選んでください。「初心者だからウェアなんてどうでもいいよ」なんてことはありません。ビシッと決まった格好をすれば、やる気も変わり、周囲から「あの人上手な人なんだろう」と見られることにより、良い意味で緊張し、基本のフォームを崩さず、釣りフォームがより良くなり、上達が早くなります。

私は常日頃、師匠の中村プロから「格好は大切なんだ。まずは格好をビシッと決めて、釣りをしろ。そうすれば、釣りのフォームも良くなり釣果が伸びる」と言われております。これは、釣りの基本フォームは当然大切だが、それ以前に自分の緊張感を高めるため、見た目も大切だ。そして釣果にしても、格好にしても、みっともない釣りはするな、ということです。

そして、忘れていけないのが帽子です。強い日差しから頭を守り、目深にかぶれば顔の日焼けも防げます。帽子のひさしがあるだけで、日光の眩しさが防げるので、必ずかぶりましょう。

(写真:トロ場の泳がせ)秋川、ダイロクで6月の下旬(釣行レポート)、日曜日の夕方。日曜日の夕方は、夕食前に1時間か2時間、この場所に来る。そして、家の近くでアユ釣りができることに、ものすごい幸せを感じる。周りの釣り人はほとんど知合いで、たまたま来た知合いのカメラマンに1ショット撮っていただいた。

7.釣り方

ハナカンの付け方、泳がせ方、抜き方などは実技解説のなかで紹介いたしますので、まずは「カッコウ」、そう、釣りのフォームを覚えておきましょう。

アユ釣りは朝から晩まで、10時間以上、川の中で立ち込んで釣りをします。基本フォームが崩れ、腕などに無駄な力が入ったりすると、すぐに疲れてしまいとても長時間釣りをすることが出来ません。自分の釣りフォームをレベルアップさせるには、アユ釣りビデオに出てくるようなプロ級の人を参考に、釣り方を真似するのが一番です。

これらの人たちは、みなさん肩の力を抜き、脇を締めるという理想的なフォームをして、かっこいい釣り方をしております。このシーズンオフの間、雑誌やビデオを参考に鏡の前で「立ちかた」、「構えかた」、「掛かった時の動作」、「引抜き」、「オトリ交換(手返し)」等、イメージトレーニングをしてみたらいかがでしょうか?

(写真:杉山作のタモ)渓流界のスーパースター・月刊「釣り人」でおなじみの「奥多摩蜉蝣会」の杉山陸男さんが作った、芸術品・工芸品ともいえるすばらしいタモです。

どうしても欲しくて、12月23日の休みの日に自宅へお邪魔してお願いしてきました。鹿のツノを贅沢に使い、原木の味を残した杉山さんの作品は、見ているだけでため息が出るほど美しく、私の宝物の一つになるのは確実です。今から出来上がるのが楽しみです。

こんなすばらしいタモで釣りをしたいと思うのは、私だけではないようで、なんと、注文をたくさん抱えていてノートにぎっしりと、注文者の希望サイズや柄の角度や材料など細かな仕様が記入されておりました。興味のある方は、電話をしてみてください。
0428−83−3247(杉山陸男)

ちなみに、材料は川の岩に引っかかっている流木などを使い、そして鹿のツノは山に落ちているものを持ち帰り使っている、いうことを、昨年の「釣り人」という月刊誌に連載で紹介されておりましたので、ご存知かと思います(訪問記は、のちほど細かい内容で、皆さんにご報告いたします)。



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