スポンサードリンク

番外編 フライの宮下先生登場


あっという間に2月が終わり、いよいよ渓流シーズン到来です。6月のアユ開幕の前に渓流で足慣らし、腕慣らしをするという方がたくさんいらっしゃいますので、今回はフライフィッシングの話題をお届けしましょう。(写真はクリックすると拡大します)

私たちは毎年、渓流が解禁する直前に地元のフライ愛好者が集まり、酒を飲みながら昨シーズンの自慢話や秘密ポイントの紹介など、にぎやかに過ごす会を催します。

今年で12年目の開催となりますが、そもそものきっかけは、地元の五日市にフライフィッシング界の大御所で水生昆虫研究家の宮下力先生がお住まいになられたため、「せっかく五日市に来られたので、お近づきのしるしに一杯やろうか」と五日市のフライ先駆者、十一屋の篤さんが言い出したことが始まりです。

宮下先生はフライ専門誌の連載などでご存知の方も多いと思いますが、簡単に紹介しましょう。都立高校で教鞭をとるかたわら、フライフィッシングの専門誌で水棲昆虫やフライの連載を長く続けられ、ご自分の著書も多数あります。

さらにここ数年は、フジテレビの毎週土曜日の朝8時から放映される「晴れたらいいね」という、アウトドアの番組にも時々出演され、益田アナや木佐アナとフライフィッシングや山芋掘りなどをされています。また、先日2月5日には秋川の河原で手作りのスモーク(薫製)でアウトドア料理を作り、楽しい番組作りに貢献されております。

さて、2月27日の土曜日の夜、一年ぶりに集まったフライやテンカラ愛好者や餌釣りの大物釣り師が13名。全員、昨シーズンの自慢話をしたくてウズウズしている連中です。例年のごとく、篤さんの司会で始まり、恒例の自慢ばなし発表会から。

まずは、宮下先生の北海道でのアメマス釣りや、忠類川で周囲の人が釣れないのに、一人で連続ヒットしたサーモン釣りの話。また、年末にも車で北海道に行き、大雪で厳寒の中、車で2泊した話など、全員で耳を傾けました。

先生が話している時は、みな静かに聞いていたのですが、その次からは大変。アルコールも入っているので、茶々は入れるわ質問は出るわ、突然別の人が話しだすわ・・(いつものことだが)。

他の人の自慢話を要約すると、「春先に秋川に放流したヤマメが、8月頃には40cmオーバーとなり、小和田グラウンド周辺でよく釣れた」「多摩川の奥多摩湖ダム下で天然ピンシャンの尺上が釣れた」「多摩川小作堰下、リバーサイド周辺で7月から連日尺上の連続」「どこかの人が最大48cmを釣った」「桂川で0.8号を突然ブッちぎられた」などなど。話は尽きません。

そして、この日の目玉は、フライタイイング教室の開催です。宮下先生に直接指導頂いて、スタンダードパターンのロイヤルコーチマンを巻いてみる。私は今でこそ鮎師ですが、10年前までは立派な(?)フライマンだったのです。だから、「タイイングだって任せとけ」とばかりに、5年ぶりに巻いたのでした。

「テールの長さもいいね。ウィングも2枚がバランス良く立ってきれいだね。うーんハックルがもう少し多いと良かったね」と、まずまず、お誉めの言葉を頂きました。また、テンカラ名人の土川さんにテンカラ用の逆さ毛鉤を教えていただき、大収穫の一日でした。

「今度は昼間キャスティングとタイイングのレッスンをして、そのあと飲み会にしようか?」という先生の意見があり、全員大賛成でした(レッスン中も飲もうよ、という飲んべいが約数名いたが・・・)。

*宮下先生はここ数年、鮎釣りに凝ってしまい、夏はフライロッドを鮎竿に持ち替えて、秋川橋周辺に出没しています。



宮下先生のタイイング

タイイング講習会

参加者はみな熱心


戻る

スポンサードリンク