番外編 速報!国際釣り博


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毎年恒例の国際釣り博が、1月29日(金)から31日(日)までの3日間、東京ビッグサイトで開催されました。私は30日の土曜日に、フジノナイロンの仕掛け説明スタッフとして参加しましたので、簡単に釣り博の様子を報告します。

中村プロとともに、8時過ぎに会場に到着しましたが、すでに当日券売り場は長蛇の列。9時会場なのですが、入り口にも入場を待つ人たちの列が上のフロアまでつながっているという人気ぶり。改めて最近の釣りブームを実感しました。

我々は、出展者用のIDカードを胸に付けていたので、待ち行列の人たちの前を「悪いね」と思いながら入場し、ブースに直行しました(こんなことで優越感にひたっている自分が情けない)。

さて、9時の開場と同時に、それまで待っていた人たちがどっと入場し、会場はあっという間に大混雑。私はアユの仕掛け説明要員だったので、ブースの中でターボVの水中糸編み込みやパワークロス(4本組み糸)のハナカン周り、また、パワークロスを使ったヤナギ仕掛けなどを説明していましたが、絶えず2重、3重の人垣で見てくれて、仕掛けへのこだわりや関心の高さが伺えました。

そして、質問をしてくださった方と話をしているうちに、インターネットの話題になり、「えっ、チャラ之助ってあなたなの?」などと、読者の皆さんに初めてお会いしてしまいました。わざわざ島根から来てくださった方、秋田の米代川から来てくださった方、那珂川から来てくださった方、アユの期間中は御夫婦で全国の河川に遠征されるという仲の良いお二人などなど、他にも大勢の方から「チャラ之助見てるよ」などと声をかけていただき、わたくし涙が出るほど嬉しかったです。

それにしても皆さん、仕掛けに関心がありますね。多くの方から「ターボV使ったら他の糸は使えないね」とか、「ハナカン周りはパワークロス(組糸)がチヂレ無いから最高」などと嬉しいお言葉を頂戴しました。

「もうお昼ごはんしてきなよ」と専務に言われたので時計を見ると、「うわっ、もう12時半だ」。お客さんが絶えることが無かったので、ずっと説明をしており、時計を見るのも忘れていたのです。どおりで声がガラガラで、のどが痛くなっている。午後は説明の合い間に他社のブースを見てまわり、お祭り気分を味わってきました。

【がまかつ】
やはり一番気になる「がまかつ社」から。「競技SPECIAL」のニュ−モデルが出るといわれていたので、アユ竿コーナーへ行ってみた。人気のアユ竿メーカーなのでやはり大混雑。最前列に行かないと竿を持てないため、人を掻き分け、やっとのこと前に出た。しかし、気になる競技SPECIALはもっと右側だった。ここから右に行くのはかなり厳しい。人気モデルだけにビッチリと人が張り付き、競技を持ち「うわー」などと驚嘆の声を上げている。

とりあえず目の前にある「早瀬スペシャル9M」を持った。昨年この竿を持った時「この値段でこんなにいい竿を出していいのかな」と思ったほどすばらしい竿だった。1年経ってもその感想は変わっていない。

徐々に右にずれていき、ようやく「競技SPECIALII 引抜き早瀬9M」を持てた。「うわーー」思わず身震いしてしまいそうな、とってもいい感触。硬さと張り、そして軽さの絶妙なバランスが渾然一体となり、1本の名竿が完成したようだ。

そして針。麻田さんが説明していたので、中村プロと遊びに行くと、昔話に花が咲いてしまった。肝心の針はサンプルの4本イカリを手に取り、指に絡めてみた。吸い付くように「フッ」と針先が指の皮膚に止まる。軽量設計のG−HARDで、その名を「スマートネオ」。ワンサイズで20cmまでの小型をターゲットにしているとの麻田さんの説明。今年の針はこれかな?

【ダイワ】
反町グッズが当るというので、私も応募してお土産を持ち帰ろうかとも思ったが、少し恥ずかしかったのでヤメタ。ステージでは西角名人がトークショーをしていた。西角さんは相変わらず、スター並みに話も上手ですね。

【マルト】
それほど大きくはないメーカーだが、針を中心になかなかいいものを作っている。私はハナカンと一体型サカバリ・ハリス止めを愛用しているので、新製品が気になった。最近、小針が流行っているが、このマルトから、5.5号というチャラ瀬用の小針が出た。フトコロが広く、短軸のため、より一層の軽量が図られている。日本海の中小河川の天然アユに使ったら、最高に面白そうな針だ。

5時の閉館には、心地よい疲労感でフジノスタッフ全員と社長や専務を囲み記念撮影を行い、会場に別れを告げました。

<お詫び>
帰りに石井プロが「インターネットでどうのこうの」、「秘密兵器がなんとか・・・」って、訳の分からないことを聞いてくるお客さんがいっぱいたけど、何だったんだろうな?と、つぶやくように言った。「あっ、それ、私ですね」、「実はインターネットで、ハナカン周りの秘密兵器を公開したので・・・」と、この鮎釣り初級講座での経過を説明した。

私もこれほど読者の方から反響があるとは思わなかったので、当日のスタッフにはインターネットの件は説明していなかったため、せっかく質問してくださった方々にご迷惑をかけてしまいました。お詫び申し上げるとともに、近いうちにハナカン周りの秘密兵器を詳細に解説いたします。


記念撮影

説明中の石井プロ


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