宮崎・日向灘で巨大ブリを狙う


平松 慶


パブアニューギニアから帰ってきて、「今年はもう釣り納めだ」と女房に言い、機嫌をとっていました。クリスマスケーキの予約も済ませ、「今年一番の最高のお父さん」を演じる準備はすべて完了です。

そんな折り、茂木会長と私に、「スカイパーフェクTV」の出演依頼の話が舞い込んできました。撮影予定日は・・なんと12月23〜27日・・・。

茂木会長がインターネットで得た情報によると、ロケ地の日向灘では20kgオーバーのブリが釣れており、ジグでも12kgが上がったとのこと。こりゃ、魅力の釣り場だと、すぐにタックルを用意を始めました。

あまり事前データが無いので、もう大変。ハマチクラスのライトタックルから、水深200mをクリアできるようなスーパーディープタックルまで、サイズもかなり幅広くセッティングしました。

12月23日の早朝に、会長と合流し羽田空港へ。今回、最近グルーパーボーイズに入会したという大久保さんも同行して、さて、どんな釣りになるのやら・・・。

羽田から宮崎空港までは1時間50分ほど。もう、あっという間に九州へ着いてしまう。宮崎空港には、今回の情報をくれた大草光介さんと、「アカメ大魔人」こと松田正弘さんが迎えに来てくれていました。今回はTV撮影ということで、プロデューサーの斑目さんとカメラマン、ADも釣行に同行します。

初日の23日は釣行シーンはありません。宿泊先の「神田橋ホテル」の外観撮影やら、タックル整備などの撮影がメインです。

実は私は前日一睡もしておらず、しゃべっていてもロレツが回っていないのが自分で分かります。とりあえず2時間ほど休ませてもらいました。夜は居酒屋で、翌日からの釣果を期待してカンパイ!大草さんや松田さんも同船して釣るとのことなので、心強いかぎりです。明日に備えて、この日は早く寝ることにしました。

翌24日早朝、暗いうちに港へ行ってみると、船長の顔があまり芳しくありません。波がだんだん強くなることです。紹介が遅くなりましたが、今回お世話になった船は、宮崎港が基地の「第5慶門丸」。若船長で、ルアーオンリーという、思い切った船です。

「とにかく出てみよう」ということで、出船してみましたが、やはり、1時間ほどで港に戻ってくるハメになりました。こうなったら、もう寝るしかありません!?とっても寂しいクリスマスイブでした・・・。

翌25日には、九州の「異常釣師軍団」が応援に来てくれました。上宮田君、大宅さん、富重さん、白石さんなど、ワールドマリン奄美で知り合いになった達人ばかりです。これだけのメンツを揃えたんだから、もう、巨大ブリはもらったも同然でしょう・・・。

さあ、2船に分かれてジギングゲーム。海も日に日に良くなってきて、最終日には鏡のようなベタ凪。撮影はとてもしやすかったんですが、今度は肝心の魚が釣れません。いや、正確に言うと、12種目も釣れ、カンパチの1〜2kgクラスなど、まさに入れ食い状態だったのですが、本命のブリが釣れないのです。

最終日とあって、船の中は、ブルーな雰囲気が漂っています。ただ、いくら釣りは自然が相手だとはいっても、すべてを自然のせいにしてはいけません。あの手この手で攻め続けます。しかし、4kg弱のハマチが1匹だけ。本命はボウズでした。悔しいけれど、仕方ありません。今回は、五目どころか「12目ジギング大会」となってしまいました。

チクショー!悔しい!絶対に近いうちに宮崎に再挑戦に来てやる!巨大ブリを狙いに!!釣った魚をホテルの料理長に捌いていただき、おいしくいただいたのが救いでした。
(このロケ分は、スカイパーフェクTVの「釣りチャンネル」で放映されます)

<ルアー船問い合わせ>

宮崎港 一ツ瀬漁業協同組合 第5慶門丸 門脇慶二船長
0985−50−0986(要予約)

茂木会長イトヒキアジ

九州のすごいお友達

門脇船長とハマチ

夜は毎日宴会でした


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