「へら専科」の取材で初めて「大上へら池」に釣行した。
小高い山に囲まれ、相当強い風にも耐えられるようで魚影も濃い。ちょうど放流直後ということもあり、始めは12尺で浅いタナを狙ってみた。
打ちはじめて早々にウキは動き、簡単に10枚位は釣ることができたが、徐々に旧ベラが多くなるとイトズレも目立つようになってきた。そこでタナを浅くして対応するが、これでは解決しない。今度は反対にしっかりとタナを作り、完全になじませての釣りに変えるとこれが正解だった。
4目盛り以上のなじみ幅を出して、徐々にバラケが抜け始めると「カチッ」と明確に食いアタリが出た。そして魚のサイズも良くなり、短時間で30枚を越える釣果が出た。
午後からは沖目の底を攻めてカタモノを狙ったが、尺ちょいのサイズで目標の40cmアップは出なかった。しかし、抜群の好環境で車の音も聞こえない、本当に久しぶりにゆっくりと楽しむことができた。
釣りを終えての感想は、混雑時には迷わず15尺位の底釣りが有効で、数・サイズともに期待が持てる。千葉方面の隠れた釣り場だ。
<この日のポイント>
- 軽い仕掛けで浅タナを狙うより、タナを作る釣りが正解だった。
- 食わせには「アルファー21グルテン」を使用したが、今後は「感嘆」もいい。
- 底釣りでウワズリがきつい時には、上バリにダンゴエサを使用する。
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