白内障を放置すると
白内障は老人性のものがほとんどです。そして、ほとんど、白内障といえば、老人性のものを指します。もちろん先天性の白内障の方もおられます。
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ほかにも紫外線や外傷、薬などが原因で起きてしまうケースもあります。
それらの白内障を放置されることはほとんどないはずですが、実際に放置すると大変なことが起こります。白内障を放置しておくと水晶体の厚みがだんだんと増えていきます。虹彩を押し上げるようになると、房水の出口が狭くなってしまいます。房水が狭くなると出ることができずに眼圧があがっていきます。
そうなると緑内障にかかるのです。緑内障にかかると、この時点でもかなり大変なことになりますが、緑内障以外にも水晶体の前嚢という部分までもが破れてしまい、ブドウ膜炎を起こしてしまいます。そして、最終段階では水晶体を支えているチン氏体という部分が切れてしまい、水晶体が支えきれなくなって、網膜剥離まで進行する場合もあるのです。
日本ではこのような状況まで陥ることはありません。というのも、日本の医療は問題ばかり取り上げられることが多いですが、実際には世界水準から比べれば非常に高いことはたしかです。しかし、発展途上国に眼を向けてみるとこのようなことは実は日常茶飯事あんおでうs。そして、白内障で失明していく人が年間に2500万人という膨大な数なのです。人間の人口が70億だとしても、300人に1人は1年に一回失明すると考えるとぞっとするかもしれません。
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