チヌ・黒鯛(クロダイ)釣りの基本知識
チヌと呼ぶ人もいれば、黒鯛(クロダイ)と呼ぶ人もいます。私なんかはひどいもので、チヌって魚なのに、なんか真鯛に似ているな。なんて思っていましたからね(笑)今だからいえる笑い話ですが・・・。
チヌ・黒鯛(クロダイ)釣りについて解説する前に少しうんちく程度にこの魚の生態を説明していきたいと思います。
チヌ・黒鯛(クロダイ)はタイに比べても精悍な顔立ちがしています。釣りがいのある魚ですし、本当に釣っていて楽しい魚です。
チヌ・黒鯛(クロダイ)のキホン
チヌ・黒鯛(クロダイ)の基本情報についてもう少し詳しく説明すると、一時、時の人じゃなくて、時の魚となったニモのモチーフとなったカクレクマノミと同様に性転換する魚としても有名です。2歳ぐらいまではすべてが雄であり、その後、ほとんどが雌に変化します。
タイの仲間であって、釣って楽しい、食っておいしい魚です。ですが、イマイチ高級魚まではなりえない理由としては、タイの生産量が上がったことにあります。昔はかなり養殖されていましたが、タイの人気にお株を奪われてしまって、少しクセのある泥臭さというか磯の香りが気になる人が多く、最近では養殖もあまりされていないようです。栽培漁業センターでは、昭和57年から毎年50〜100万尾の種苗を生産し、漁協などが購入して放流してきました。しかしながら、かつては高級魚に近かったチヌですが、味のよいタイの生産量が増えて需要が減ったことや、泥臭さ、磯臭さが嫌われて、評価が落ちたことから放流も平成15年をもって休止することとなりました。
チヌ・黒鯛(クロダイ)の餌
チヌ・黒鯛(クロダイ)釣りで一番、餌としてでていたのはオキアミですね。まあベタといえばベタですね。チヌ・黒鯛(クロダイ)釣り以外にもほとんどどんな魚でもほとんどがオキアミで釣れますからね。
オキアミがエビと思っている人も多いですが、一応、エビ類ではなく、アミ類の動物です(笑)沖にいるアミ類だから、オキアミです。
オキアミの臭いは少し気になりますが、あそこにチヌ・黒鯛(クロダイ)やほかの魚釣りで必須の餌となる理由があります。あの臭いが魚たちは大好きのようです。
もちろん、別にチヌ・黒鯛(クロダイ)釣りではゴカイでもかまいません。
チヌ・黒鯛(クロダイ)釣りの餌情報2
チヌ・黒鯛(クロダイ)釣りで釣具販売店の時でも一番人気があったのはオキアミでしたが、オススメは少し別です。
チヌ・黒鯛(クロダイ)は本来、カニや貝をよく食べますので、カニと貝がオススメです。チヌ・黒鯛(クロダイ)のエサ用としてカニもありますし、堤防などに引っ付いているカラス貝などもオススメです。
石鯛と同じように歯が発達しているので硬いものでもボリボリと食っちゃいます。ただし、オキアミと違ってアジはもちろん、カラス貝を食べません。というより、食べられません。ですので、カラス貝を使うということはチヌ・黒鯛(クロダイ)釣りにいい意味では専念できるということでもありますし、悪い意味ではアジなどの小物を釣ることができないということでもあります。
スイカでチヌ・黒鯛(クロダイ)を釣る
エビでタイを釣る。ではありませんが、スイカでチヌ・黒鯛(クロダイ)を釣ることができます。
意外なエサですが、チヌ・黒鯛(クロダイ)は悪食家としても有名です。大好物かどうかはチヌ・黒鯛(クロダイ)ではないので、わかりませんが、釣れることは確かです。チヌ釣りの餌といえば、オキアミやカニ、ゴカイなどが釣具販売店で一般的に挙げられます。
珍しいところでも、カラス貝など堤防でも良く見かけるものが、釣具販売店でも良く聞かれる情報でしょう。実は、チヌは悪食家といわれるほど、いろいろなものを食べることをご存知でしょうか。
釣具販売店で聞く驚く情報として、チヌはスイカが大好物であるという話があります。
ただし、絶対に仕込みが必要です。
釣りにいって、スイカをもっていたら、水面に漂っているだけだとこの前、怒られました。砂糖で締めないと沈んでくれません。
スイカで釣れる魚としては、フグやメジナなどが挙げられます。実はチヌに限らず、フグやメジナなどもスイカが好物だという情報もあります。
釣具販売店では購入できないチヌ釣りの餌もあるということなのです。 スイカでチヌを釣る場合には、砂糖で締める必要があるようなので、注意が必要です。
珍しい釣りの方法として、是非試してほしいです。
夜釣りに挑戦!チヌ・黒鯛(クロダイ)
チヌ・黒鯛(クロダイ)釣りは夜釣り派の人に釣具販売店で働いていたときのお客さんでいました。
夜釣りの醍醐味について熱く語っていました。夏場は味が少し落ちますがそれでも釣りの面白さはどんな季節でも変わりません。ただし、夏の昼間はめちゃくちゃ暑いので、少し涼しくなって潮風を感じながらできる夜釣りは楽しいです。
釣りの初心者の方は少し抵抗のある人も多いようですが、夏はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
チヌ・黒鯛(クロダイ)の夜釣りの必須釣具アイテム
チヌ・黒鯛(クロダイ)を釣るときに夜釣りの場合には釣具を少し変えなければなりません。電気浮きなどは夜釣りの際には重要な釣具アイテムとなります。
夜釣りでチヌ釣りをする際には、固定浮き仕掛けと遊動浮き仕掛けの2種類があります。夜の海では浮きが見失いやすいのでそういった意味でも電気浮きは非常に重宝されます。 浅い場所で釣りをする際には、仕掛けが絡まないように固定型の仕掛けを選ぶと良いでしょう。
そして、光るシリーズです。祭りでよく見る、パキッと折って光るやつです。
魚には光るものによってくる習性がありますので、非常に有効です。普通は針の近くで光らせるのですが、今では針が光るものまであります。
海の深さなどポイントのクセなどもあるので、そういった意味でも一度、昼に釣りに訪れたところに行かれたほうがいいと思います。
そうでなかったらポイントの近くの釣具販売店で教えてもらうことが一番ですね。
チヌ・黒鯛(クロダイ)は大物を狙え
チヌ・黒鯛(クロダイ)釣りに慣れてくると釣れるだけでうれしかったのに、いつのまにかどれだけ大きいか自己ベストを更新したくなりますね。
黒鯛は石鯛と同じように特に波止場や磯などの陸でも大物を狙えます。3kgを超えるとやはり手ごたえ十分の大物といえるでしょう。
チヌ釣りには色々な方法で釣りを楽しむことができますが、大物を狙うのであれば一番オススメしたい方法がフカセ釣りです。
フカセ釣りとは、浮きを海中に沈めないで、浮かせながら釣るという方法です。割と大物も狙いやすい釣り方であります。釣具販売店に行くと、物凄く大きなチヌの魚拓を目にすることがあるので、一度大物をゲットした人と話してみると面白い情報が手に入るかもしれません。
チヌ・黒鯛(クロダイ)の料理方法
チヌ・黒鯛(クロダイ)は夏は夜釣りで楽しめますが、おいしさからいえば、秋から冬にかけてがやはりおしい時期ですね。
刺身、塩焼き、煮付けが一般的で、地域によってはチヌ飯、さつまなどの郷土料理もあります。
チヌ飯の作り方
チヌの下ごしらえとしては内蔵とえらをとって普通に塩焼きをしてもらってから炊飯器に米と水をいれてください。そこから半分くらい水を抜いて、代わりに酒とみりんとしょうゆをいれてください。
具材としては、ごぼうやきぬさや、銀杏、松の実、栗などがいいですね。そして、炊いてから15分ぐらい蒸らしてもらうとOKです。
もちろん、生のまま3枚におろして一緒に炊き上げる方法もありますし、結構てきとうです。海の料理はおおざっぱでもおいしいですよ。
僕の場合は最後に黒鯛の骨を焼いて出汁にしてお茶漬け風にします。たまらないほどおいしいです。
さつまは西讃の一部に伝わる料理で、焼き魚の身をほぐし、焼き味噌とまぜ、だし汁でとき、ごはんにかけて食べるもので、チヌのほか、タイ、ボラなどでも作られます。
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