磯釣りの王者 石鯛(イシダイ)
石鯛(イシダイ)は磯釣りの王者ともいわれる大物です。磯釣りに慣れてくると、コイツを絶対に釣ってやりたいという欲求がでてくると思います。
石鯛は北海道以外の全国で見られます。しかし、イシダイは暖かいところを好む魚です。温暖化によってイシダイが増えているともいわれています。大阪湾が熱帯化し、石鯛がなんと倍ほどまでに増えているとも言われています。
もちろん、イシダイが増えていても釣りには戦略が必要です。そのためには石鯛の生態や好みを理解しましょう。
石鯛(イシダイ)はなぜ磯でも釣れるのか?
イシダイほどの大物がそもそもなぜ磯まで来るのでしょうか?それは石鯛(イシダイ)の生態を理解するとわかります。
石鯛の好みは、カニやえび、またはウニなど岩の底に済んでいるような甲殻類です。石鯛の歯を見てみると甲殻類を食べるために非常に強いです。石鯛はサザエすら食べているのです。
石鯛釣りにはこのような特徴から考えると水面よりも海底すれすれがねらい目です。ただし、ぼぉーっとしすぎていると根がかりしないように注意しましょう。もちろん、根がかりがいやだから、えさを浮かしすぎても石鯛は見向きもしません。海底のウニやカニに夢中になります。ですから、磯釣りの仕掛けも、根掛かりしないようにしたり、えさが浮かんでしまわないように気をつけるなどといった手間が必要となります。
石鯛(イシダイ)専用の釣竿選び
石鯛(イシダイ)には専用の釣竿を買ったほうがよいでしょう。もちろん、イシダイが普通の釣竿でもたまたま釣れることがありますが、磯の王者というだけあって、闘いを挑むには専用の釣竿で勝負されたほうがよいでしょう。
石鯛専用の釣竿は簡単にいえば、ごつくて・・・・高いです(涙)
石鯛は磯で手軽に(?)釣ることができるので財布的に今後やさしくなるかは腕次第ですね。
石鯛専用の釣竿はおおまかにわけるとM(ミディアム)、MH(ミディアム・ハード)、H(ハード)の3タイプがあります。Mは全体に柔らかめの調子なので引きの醍醐味を非常に楽しむことができます。弱点といえば、周囲に沈み瀬やハエ根があると、取り込みが難しい気がします。MHは初心者にオススメの釣竿です。簡単にいえば、バランスの良さが自慢です。食い込みの良さと掛けてからのやり取りがスムーズです。Hは大物を狙う場合には必要になります。もちろん、中型、小型のイシダイに対しても抜群の効果が発揮することになります。
磯釣りの大物 石鯛(イシダイ)の釣り方講座
石鯛(イシダイ)を釣るエサはサザエ、トコブシ、アワビ、イセエビ、ウニ、赤貝、アサリ、カニ、ヤドカリなどが使われます。いつも思うんですがかなり豪華な食事ですね。
石鯛での問題はやっぱりエサの確保ですね。イシダイのエサはほかの魚に比べても豪華ですから、まれにエサがなくなってしまうことがあります。ヤドカリなどは非常に石鯛のエサとしてもいいのですが、最近は高価です。
そして、なによりもイシダイやイシガキダイのおちびちゃんたちですね。30cm以下のやつらは釣りの対象になりません。口が小さいので、釣れないし、エサは盗まれるし、踏んだり蹴ったりのやつらです。
石鯛(イシダイ)の三段引き
石鯛釣りといえば、三段引きで有名ですね。
三段引きは石鯛の特徴が現れている証拠です。イシダイは警戒心が強いのかエサを軽くかじって、様子をみてから、強靭な口で食べにかかるという性質があります。この一連の動作が三段引きになるというわけです。
つまり、最初に軽く様子見でかじったとき、つまり、前アタリのときに釣竿を動かしてしまうと異常を察知して逃げちゃいます。
でも、口で言うのと実際にやってみるのではまったく違います。何も知らずに無謀にもやっていたときはじゃんじゃん前アタリで反応してました。だんだんわかっても反応することがしばしば。やってみないと実感できないです。
もちろん、石鯛釣りのときに必ず三段引きというわけではありません。
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