メバルフィッシング・釣り講座
【ターゲットの紹介】
今回の標的はメバル。黒潮が影響する太平洋岸を除き、ほぼ全国的に分布する魚です。「春告魚」の名前から春がシーズンと思われがちですが、関西近郊での釣期は12月〜4月頃。 捨て石、テトラ、藻場等の周りに定着し、「メバル凪」との言葉どおり、海が穏やかな日によく釣れる傾向にあります。
食性は甲殻類や小魚。そのため、シラサエビ(モエビ)や青イソメ、シラウオ等がエサとなります。視力がいいメバルは、繊細な仕掛けに細身の竿で狙うのが主流。基本的には夜行性のため、日中より半夜で狙った方がベストといえます。
そこで今回はトラブル(糸ガラミ)の少ない、ノベ竿を使ったウキ釣りを紹介していきましょう。
メバル釣りの持参するタックル(道具)の確認
4.5〜5.4mのノベ竿
細身・軽量の渓流竿、ハエ竿またはヘラ竿でもオーケー。「メバル専用」と書かれた竿は高価なので、初心者には必要ナシ。安価な竿でも充分釣れるのでご安心を。
メバルフィッシング仕掛け・小物類
道糸・ハリス 市販の「フロロカーボンハリス」で0.8、1、1.5号の3種類を持参しておくとよいでしょう。
ウキ止めゴム 今回は堤防の浅場周りを狙うためにウキは固定式。いつものような遊動式のパーツは使用せず、ゴムカンひとつでウキを固定します。
サルカン 極小のサルカンを持参します。
カミツブシオモリ 中、大、大々程度のサイズを使用。ウキの浮力に適合したものを持参します。
小型電気ウキ オモリに適合したものを選ぶこと。ウキのトップに「ケミホタル」がセットできるものでも構いません。電気ウキの電池は、予備も忘れずに持参すること。
メバル用ルミコ(集魚発光体) ハリスにセットして使用します。半夜釣りでは特に効果を発揮します。
ヘッドライト 半夜釣りでは必携のアイテム。予備の電池を忘れずに。
針 メバル専用の7〜9号または、アブミの9号前後。軸の細いものがベスト。根掛かり等の紛失を想定し、多めに(10コ程度)持参すること。
エビ活かしバケツ、またはクーラー メバル釣りでは小型のエビ活かしバケツで充分。エアーポンプの電池は釣行前に必ず確認し、予備の電池も忘れずに持参すること。
シラサエビ(モデビ)、青イソメ シラサエビ(モエビ)は、関西で500〜1000円程度。関東では1匹の単価が20〜25円と高価なので、40〜50匹程度を目安に購入するといいでしょう(メバル釣りではエビを大量に撒かなくても大丈夫。探り歩けば釣果は期待できます)。
これ以外には、夜釣りで威力を発揮する青イソメ(500円程度)もおすすめ。メバル釣りに限らず、エサの選択については、釣り場近郊のエサ店で情報を入手しておくことが大切です。
余談ですが、播州(兵庫県姫路)近郊では、「ブツエビ」と呼ばれるエサで好成績を上げています。とはいえ、地域限定のエサというのが残念ですネ。
その他
クーラー・タオル・ハサミ・プライヤー・ファーストエイドキット・水筒(熱いお茶やコーヒー)、万一の場合に備え、玉アミなども用意しておくとよいでしょう。なお、冬場の半夜は激寒。服装は防寒着+下着の重ね着+フリース+厚手のズボン+タイツ+手袋+毛糸帽+ホカロン+マスクなど、万全の態勢でお出かけください。
スポンサードリンク