過敏性腸症候群のタイプ 脾胃陽虚証に処方する漢方薬

過敏性腸症候群の中でも脾虚肝乗証という漢方の分類の方は、手足やお腹の冷えがひどいことが特徴的な過敏性腸症候群です。ただ、このタイプの過敏性腸症候群に処方する漢方薬は人参湯です。

スポンサードリンク

この人参湯にはお腹の冷えを防ぐための生薬を中心に配合されているのが特徴です。乾姜は脾胃を温め、冷えを取り除く効果があり、人参や炙甘草は脾胃の機能を向上させ、元気を与える効果があり、白朮(びゃくじゅつ)という生薬には、脾胃にある余分な水分を除き元気にさせる働きがあります。このような生薬を混ぜて作られた漢方薬が人参湯です。

そして、冷えがはなはだしく、腰痛を引き起こしているならば、代わりに附子理中湯という漢方薬が処方され、吐き気や嘔吐があると、人参湯と一緒に、呉茱萸湯(ごしゅゆとう)という漢方薬を処方されます。

ほかには、便秘の症状がメインで悩まれているならば、温脾湯という漢方薬が使われたりします。そして、腹痛がひどく、嘔吐や食欲不振などがある場合は、大建中湯という漢方薬が代わりに処方される場合もあります。

スポンサードリンク

サイト内関連記事

過敏性腸症候群のタイプ 脾胃陽虚証の症状
過敏性腸症候群の中でも脾胃陽虚証という漢方の分類の方は、手足やお腹の冷えがひどい......
過敏性腸症候群のタイプ 脾胃陽虚証のツボ
過敏性腸症候群でも東洋医学や漢方の見方ではタイプは様々ありますが、脾胃陽虚証は疲......

▲このページのトップへ

HOME

携帯版のQRコード

過敏性腸症候群からの脱出大作戦!:携帯版

携帯サイトは3キャリア対応です。

当サイトは携帯でもご覧頂けます。
携帯版サイトURL:
https://xnet.ne.jp/kabinsei/m/
上のQRコードから読み取るか、してアクセスしてください。