過敏性腸症候群にはオーダーメイドで・・
過敏性腸症候群の場合は、症状が様々です。それら個々の症状や体質を細かく分析し、それにあわせて治療法を決めていくのが、漢方の考え方です。そして、こういった治療法を弁証論治といいます。
スポンサードリンク
これが、漢方の特徴であり、強みであります。
過敏性腸症候群の場合は特に非常に様々な症状により飲む薬なども全く違いますので、分析が必要なのです。過敏性腸症候群といっても漢方の場合は、6タイプにわかれています。
これらが複雑に絡み合っている場合、このタイプのいずれにも属さない場合もあります。
イライラやゆううつなど精神的な症状が多い肝脾気滞証、疲れるとイライラが来る脾虚肝乗証、疲れやすい状態である脾胃気虚証、手足やお腹の冷えがある脾胃陽虚証、足腰のひえがひどい脾腎陽虚証、ベトベトのうんちが出る脾胃湿熱証とわかれています。
つまり、下痢で苦しむ人、便秘で苦しむ人、下痢と便秘が交互の人、お腹が冷える人、張って痛む人、シクシク痛む人など性質によって出す漢方薬も変わってきます。ただ、脾臓というのはあまり必要ではないといわれている臓器です。それについては次回!!
スポンサードリンク
サイト内関連記事
- 過敏性腸症候群を漢方の視点で考える
- 過敏性腸症候群の症状は非常に多彩なのですが、西洋医学的には大きく分けると、3つか......
- 過敏性腸症候群を気と血で考える
- 過敏性腸症候群という疾病を気と血という視点を持って、紹介していきます。気と血は気......
- 過敏性腸症候群の漢方の考え方で注意すること
- 過敏性腸症候群に対する漢方の考え方は非常にいいものなのですが、注意点が必要です。......
- 過敏性腸症候群と肝臓
- 過敏性腸症候群の漢方の考え方では脾胃が大切だ。(実際には、胃とすい臓のことを表し......
- 薬と漢方薬の違い
- 過敏性腸症候群で悩んでいる人の多くは便秘薬が欠かせない人が多いのではないでしょう......
- 過敏性腸症候群の漢方はやわかり
- 過敏性腸症候群といっても原因から症状まで人それぞれです。そのために過敏性腸症候群......