過敏性腸症候群のタイプ 脾虚肝乗証に処方する漢方薬
過敏性腸症候群の中でも脾虚肝乗証という漢方の分類の方は、疲れるとイライラしてしまうことが特徴的な過敏性腸症候群です。ただ、このタイプの過敏性腸症候群に処方する漢方薬は桂枝加芍薬湯という漢方が使われます。
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ただし、桂枝加芍薬湯という漢方は様々な生薬を混ぜて作られた漢方薬であり、単一の名前ではありません。
脾胃の働きを調え、元気にする桂枝、大棗(たいそう)、生姜、炙甘草(しゃかんそう)という生薬に、肝に栄養を与え、腹痛やお腹のハリをおさえる白芍薬という生薬を混ぜて生成されます。
ただ、過敏性腸症候群というものは非常に複合的に症状が現れますので、疲れやすく元気がない人のために小建中湯、コロコロ便を解消させるために当帰建中湯、がんこな便秘のために桂枝加芍薬大黄湯、下痢やむくみや蒼白を改善するために当帰芍薬散と六君子湯などの漢方薬を複合的にないし、代替として使われます。
複数の漢方薬を同時に使っていくには、やはり専門的な知識をもち、さらに過敏性腸症候群に理解の深い薬剤師さんを探すことが一番大切だと思います。
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